有馬総一郎のブログ

(彼氏の事情)

2026年01月03日 04:20:22 JST - 6 minute read - Google

100年メール受信続けてもThunderbirdなどでも使用に耐えうるように受信トレイ(Inbox)を整理(アーカイブ)する

Gmailの総メール数が134,943通ともなると、 Thunderbirdでも、起動してから受信トレイのメールを表示するのに若干待たされる。アカウント設定 -> 同期とディスク領域で、ディスク領域 最近1か年分のメッセージをローカルに同期をする、などにしても大して改善されない。

Thunderbird

13万通もあるとGeary以外では遅い

高速メーラーとして名高い NeoMuttでさえ、キャッシュを読み込むのに1分ぐらい待たされる。 Claws MailSylpheedもフォルダを移動する度に読み込むに長時間待たされる。最近は Gearyを乗り換えたりした。

こちらはカレンダー機能が付いてないということで、GNOMEカレンダーと併用することとなる。しかし、GNOMEカレンダーだと管理対象のメンバーのカレンダーが表示されない。他にも、Thunderbirdと比べると細かい制御ができない。またデスクトップ環境が GNOME以外だと使い勝手が悪い。どうにかできないかとGeminiさんに聞いみた。

改善案

改善案としては

  1. ローカルメール運用にする

    isyncOfflineIMAPといったIMAP同期ツールは、以前、導入したことがある。 前者は失敗、 後者は時間がかかり過ぎる(9万通で三日)。

    そもそも、各端末ごと(セットアップの度)にそんな設定しないといけないのは好ましくない。

  2. フォルダを小分けにする(アーカイブ)

    1つのフォルダ(Inbox)に13万通あるのが致命的です。Thunderbirdはフォルダごとに .msf というインデックスファイルを作ります。これが肥大化すると死ぬほど遅くなります。

    「2023年」「2024年」のように年別フォルダを作り、メールを移動させてください。Inboxを1,000通以下に保てば、Thunderbirdでも爆速になります。

ということで、 2 のフォルダを小分けする案を採用。

アーカイブ

Gmailはフォルダでなくラベル(タグ)管理なので、どういうこと?と思ったら アーカイブ すると「受信トレイ(Inbox)」ラベルから外れる。これまでアーカイブ機能について、何のメリットがあるのか分からなかった。というか、今調べても整理されるよ、ということしか書いてないサイトばかりで、パフォーマンス面で書かれているサイトは見たことがない。

手順は以下のとおり

  1. アーカイブ対象メール(スレッド)を検索する
  2. スレッドを選択状態にする
  3. ラベルを新規作成する
  4. ラベルを付ける
  5. ラベリングされたメール(スレッド)を全選択状態にする
  6. アーカイブのアイコンをクリックする

まずは、before:2026/01/01 after:2025/01/01と検索条件を検索窓に打ち込み、対象のメール、スレッドを検索する。

Gmail

そして、すべてのチェックボックスをチェックする。ここで並び順が 関連性の高い順 にチェックしていると この検索条件に一致するすべてのスレッドを選択 ができないので、 新しい順 にチェックしておく。

Gmail
この検索結果のすべてのスレッドが選択されています。と選択されていること

この検索結果のすべてのスレッドが選択されています。 選択状態になっていることを確認して、縦の三点リーダーをクリックして ラベルを付ける にカーソル移動。そして、新規作成をクリックする。そして、新しいラベル名を入力する。特定のラベルの下位にネストする場合は、そのラベルを選択する。

Gmail
ラベルを付ける

Archiveというラベル名は予約語なので使えない。私はアーカイブという日本語で作成して、その下位ラベルとして年毎にラベリングしている。ラベリングの処理にも結構待たされるので、ラベルを付けずに直接アーカイブしても良い。

Gmail
ラベル新規作成

そして、ラベル分けしたメールを全選択してアーカイブする。いくらGmailといえども、数秒で処理されるわけでもなく、ラベリングも、アーカイブもそれなりに待たされる。メールの総量にもよるが、数時間は待てば完了する。

Gmail
ラベルのメールを全選択
Gmail
アーカイブ

アーカイブされれば、-in:inboxで検索されない。ラベリングされれば-label:アーカイブ/before2020で検索されない。ので、期間でアーカイブ対象を絞っているような場合は、before:2020/01/01 -in:inbox -label:アーカイブ/before2020などで検索すれば良い。検索する度に減ってることを確認できる。

アーカイブは、削除されるわけではないので、検索すればヒットするし、 すべてのメール のラベル(タグ)には存在する。アーカイブ後でもメールが残っているのは安心感がある。

アーカイブ後Thunderbirdの設定

アーカイブするだけで9割方パフォーマンスは改善されるが以下の設定にしておいた

  • 設定 -> 一般 -> 索引データベース

    • グローバル検索と索引データベースを有効にする
    Thunderbird
    グローバル検索と索引データベースを有効にする

    チェックを外す。Thunderbirdのパフォーマンス改善で真っ先に出る内容だが、そうしておく

  • アカウント設定 -> メッセージの同期

    1. このコンピューターのこのアカウントのすべてのフォルダを保存する

      チェックを外す

    2. 詳細 ボタンをクリックして、 オフラインで使用する項目 は受信トレイだけにする

    こうすることで、受信トレイのヘッダーだけ取得するようになる。チェックを外して保存した未保存のフォルダを開くと、一覧の更新(ダウンロード)に数秒のタイムラグがある。受信トレイ(Inbox)の場合、初期フォルダなのでチェックしてもしなくても大差は感じない。また、本文検索でのパフォーマンスに影響が大きいらしい。

  • アカウント設定 -> 同期とディスク領域 -> ディスク領域

    最近 1か年分のメッセージをローカルに同期する

    としておく。ここの設定は、このメッセージの同期の設定に従うとのこと。過去にダウンロードしたデータはそのまま残り続けるわけではなく、その期間の設定したがって、自動消去される。

Thunderbird
同期とディスク領域
Thunderbird
オフラインで使用する項目

ちなみに、本文検索と自動消去についてはGemini2.5思考モードの回答なので、検証などはしていないので注意。

とはいえ、実際にThunderbirdに戻ってきて快適に使えているので、アーカイブの効果があったのは間違いない。当然、すべてのメールを開いたりすれば遅くはなるが、基本、メーラーでは直近一年分の検索やら、送信しかしないので問題ない。年を跨いだ検索はWebのGmailで行えば良いだろう。

これで、万が一au oneメール1のような100年分のメール管理をすることになっても大丈夫だ。


  1. 「au oneメール」終了 「100年メール」うたうも6年で幕 - ITmedia NEWS。結果としては良かっただろうが、正直、終了のアナウンスを見たときは腹が立った。 ↩︎