Gmailの総メール数が134,943通ともなると、 Thunderbirdでも、起動してから受信トレイのメールを表示するのに若干待たされる。アカウント設定 -> 同期とディスク領域で、ディスク領域 最近1か年分のメッセージをローカルに同期をする、などにしても大して改善されない。
13万通もあるとGeary以外では遅い
高速メーラーとして名高い NeoMuttでさえ、キャッシュを読み込むのに1分ぐらい待たされる。 Claws Mail、 Sylpheedもフォルダを移動する度に読み込むに長時間待たされる。最近は Gearyを乗り換えたりした。
こちらはカレンダー機能が付いてないということで、GNOMEカレンダーと併用することとなる。しかし、GNOMEカレンダーだと管理対象のメンバーのカレンダーが表示されない。他にも、Thunderbirdと比べると細かい制御ができない。またデスクトップ環境が GNOME以外だと使い勝手が悪い。どうにかできないかとGeminiさんに聞いみた。
改善案
改善案としては
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ローカルメール運用にする
isyncや OfflineIMAPといったIMAP同期ツールは、以前、導入したことがある。 前者は失敗、 後者は時間がかかり過ぎる(9万通で三日)。
そもそも、各端末ごと(セットアップの度)にそんな設定しないといけないのは好ましくない。
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フォルダを小分けにする(アーカイブ)
1つのフォルダ(Inbox)に13万通あるのが致命的です。Thunderbirdはフォルダごとに .msf というインデックスファイルを作ります。これが肥大化すると死ぬほど遅くなります。
「2023年」「2024年」のように年別フォルダを作り、メールを移動させてください。Inboxを1,000通以下に保てば、Thunderbirdでも爆速になります。
ということで、 2 のフォルダを小分けする案を採用。
アーカイブ
Gmailはフォルダでなくラベル(タグ)管理なので、どういうこと?と思ったら アーカイブ すると「受信トレイ(Inbox)」ラベルから外れる。これまでアーカイブ機能について、何のメリットがあるのか分からなかった。というか、今調べても整理されるよ、ということしか書いてないサイトばかりで、パフォーマンス面で書かれているサイトは見たことがない。
手順は以下のとおり
- アーカイブ対象メール(スレッド)を検索する
- スレッドを選択状態にする
- ラベルを新規作成する
- ラベルを付ける
- ラベリングされたメール(スレッド)を全選択状態にする
- アーカイブのアイコンをクリックする
まずは、before:2026/01/01 after:2025/01/01と検索条件を検索窓に打ち込み、対象のメール、スレッドを検索する。
そして、すべてのチェックボックスをチェックする。ここで並び順が 関連性の高い順 にチェックしていると この検索条件に一致するすべてのスレッドを選択 ができないので、 新しい順 にチェックしておく。
この検索結果のすべてのスレッドが選択されています。 選択状態になっていることを確認して、縦の三点リーダーをクリックして ラベルを付ける にカーソル移動。そして、新規作成をクリックする。そして、新しいラベル名を入力する。特定のラベルの下位にネストする場合は、そのラベルを選択する。
Archiveというラベル名は予約語なので使えない。私はアーカイブという日本語で作成して、その下位ラベルとして年毎にラベリングしている。ラベリングの処理にも結構待たされるので、ラベルを付けずに直接アーカイブしても良い。
そして、ラベル分けしたメールを全選択してアーカイブする。いくらGmailといえども、数秒で処理されるわけでもなく、ラベリングも、アーカイブもそれなりに待たされる。メールの総量にもよるが、数時間は待てば完了する。
アーカイブされれば、-in:inboxで検索されない。ラベリングされれば-label:アーカイブ/before2020で検索されない。ので、期間でアーカイブ対象を絞っているような場合は、before:2020/01/01 -in:inbox -label:アーカイブ/before2020などで検索すれば良い。検索する度に減ってることを確認できる。
アーカイブは、削除されるわけではないので、検索すればヒットするし、 すべてのメール のラベル(タグ)には存在する。アーカイブ後でもメールが残っているのは安心感がある。
アーカイブ後Thunderbirdの設定
アーカイブするだけで9割方パフォーマンスは改善されるが以下の設定にしておいた
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設定 -> 一般 -> 索引データベース
- グローバル検索と索引データベースを有効にする
グローバル検索と索引データベースを有効にする チェックを外す。Thunderbirdのパフォーマンス改善で真っ先に出る内容だが、そうしておく
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アカウント設定 -> メッセージの同期
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このコンピューターのこのアカウントのすべてのフォルダを保存する
チェックを外す
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詳細 ボタンをクリックして、 オフラインで使用する項目 は受信トレイだけにする
こうすることで、受信トレイのヘッダーだけ取得するようになる。チェックを外して保存した未保存のフォルダを開くと、一覧の更新(ダウンロード)に数秒のタイムラグがある。受信トレイ(Inbox)の場合、初期フォルダなのでチェックしてもしなくても大差は感じない。また、本文検索でのパフォーマンスに影響が大きいらしい。
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アカウント設定 -> 同期とディスク領域 -> ディスク領域
最近 1か年分のメッセージをローカルに同期する
としておく。ここの設定は、このメッセージの同期の設定に従うとのこと。過去にダウンロードしたデータはそのまま残り続けるわけではなく、その期間の設定したがって、自動消去される。
ちなみに、本文検索と自動消去についてはGemini2.5思考モードの回答なので、検証などはしていないので注意。
とはいえ、実際にThunderbirdに戻ってきて快適に使えているので、アーカイブの効果があったのは間違いない。当然、すべてのメールを開いたりすれば遅くはなるが、基本、メーラーでは直近一年分の検索やら、送信しかしないので問題ない。年を跨いだ検索はWebのGmailで行えば良いだろう。
これで、万が一au oneメール1のような100年分のメール管理をすることになっても大丈夫だ。
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「au oneメール」終了 「100年メール」うたうも6年で幕 - ITmedia NEWS。結果としては良かっただろうが、正直、終了のアナウンスを見たときは腹が立った。 ↩︎



