有馬総一郎のブログ

(彼氏の事情)

2018年04月29日 01:58:24 JST - 5 minute read - Linux

Ubntu 18.04インストール、で想像以上に困った

待ちに待ったというか、とりあえず、楽しみにしている二年に一度のUbuntu LTSのバージョンアップ。通常版からは、すぐにupgradeできるのだけど、長期サポート版は一月ぐらい?待たされるので、技術も知識もないけど、ディスクイメージ1落としてきてクリーンインストールした(端末は System76 Lemur)。

インストールはNVMe M.2 SSDということもあって、直ぐ終わる(30分以内)。18.04から最小構成でのインストールができるらしいが、パワーユーザーでない私は気にせずインストール(そもそもそんなことするぐらいなら、サーバー版落として後からデスクトップを足せば良くないか?)。

fcitx-skkのインストール

これが本当に初め困った。というのもそれまでもGnomeデスクトップはインストールして使っていたのだけど、 Ubuntu 17.10 その6 - IBusか、それともFcitxか - kledgebで書かれているように

unity-control-center(システム設定のこと)は、IBusとFcitxの両インプットメソッドフレームワークをサポートしている。

gnome-control-center(設定のこと、以下g-c-cと記述)はIBusのみをサポートしており、インストール時の言語に関わらず、Ubuntu GNOMEではIBusがデフォルトのインプットメソッドフレームワークになっている。

となっているので、WaylandでなくXorgであっても、fcitxだのuimをインストールして設定しても簡単には使えない!

一応、日本語版でないUbuntuデスクトップ版でも、デフォルトでibus-mozcがインストール、設定済なので、気にならない人は気にならない問題ではあるけれども、私はskkが使いたい。

じゃあ、郷に入れば郷に従えということで、 Ubuntu 18.04LTSでSKK | microjournalを元にibus-skkをインストール・設定した。しかし、iBus1.5といえば、一時期、散々ディスられていた通り2ibus-skkが日本語入力ということで動くので、キーボードレイアウトが日本語になる


追記: 2019-04-28
どうもならないで済むらしい
追記ここまで


悲しいことに、私のノートパソコンはUS仕様。頭の体操かねて、それで使おうかと思ったけど、_(アンダースコア)は日本語キーボードレイアウトになると入力できないので、USに切り変えなきゃいけないし、微妙に記号の位置が一個分右にズレれているし、やはり使いづらい!!!

しかし、そこは日本語入力の神・いくやさまの御加護 翻訳記事: Ubuntu 17.10でfcitxを使用する方法 - いくやの斬鉄日記により解決。3

gedit ~/.pam_environment。←このファイルは既に私の場合、存在していたので末尾に挿入。

XMODIFIERS DEFAULT=@im=fcitx
GTK_IM_MODULE DEFAULT=fcitx
QT_IM_MODULE DEFAULT=fcitx

GNOME Shell拡張機能をコマンドでインストールして

sudo apt-get install chrome-gnome-shell

Firefoxで→のサイトを開いて Input Method Panel - GNOME Shell ExtensionsONに。

Input Method Configurationskkだけにして、その設定 Keyboard layoutEnglish(US) に選択。これでUSキーボードレイアウトのままskkで入力が可能となった。

Input Method Configuration
skk

ちなみにあれこれ試す過程でシステム言語を英語にしているが、日本語で問題ない(はず)。

KeePass2をインストール

Windows版、Ubuntu版、Android版とお世話になっているパスワード管理ツール。

sudo add-apt-repository ppa:jtaylor/keepass
sudo apt-get install keepass2

セキュリティツールなので最新版をインストール。で、このままだと日本語が化けるので tools -> options... -> interface -> SelectListFontで日本語を表示できるフォントに変更する。

KeePass2

そして、そのままだと KeePass2 on Ubuntu の文字化けを直す | 穀風のとおり検索窓での文字化けまでは直ってない。

tools -> options... -> interface -> Force using system font(Unix only)のチェックを外す。

mkdir -p ~/.config/fontconfig/
gedit ~/.config/fontconfig/fonts.conf 

そして、fonts.confファイルを作成して、以下のように編集する。勿論、 Noto Sans CJK JPでなくても日本語表示可能なフォントなら何でもOK。

<?xml version="1.0"?><!--DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"-->
<fontconfig>
		<match target="pattern">
				<test qual="any" name="family">
						<string>sans-serif</string>
				</test>
				<edit name="family" mode="prepend" binding="strong">
						<string>sans-serif</string>
						<string>Noto Sans CJK JP</string>
				</edit>
		</match>
</fontconfig>

で解決。

Google Chrome インストール

wget -q -O - https://dl-ssl.google.com/linux/linux_signing_key.pub | sudo apt-key add - 
sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] http://dl.google.com/linux/chrome/deb/ stable main" >> /etc/apt/sources.list.d/google.list'
sudo apt-get update
sudo apt-get install  google-chrome-stable

以下のやり方でも可。こっちの方が良いかも。

wget https://dl.google.com/linux/direct/google-chrome-stable_current_amd64.deb
sudo apt insltall ~/Download/google-chrome-stable_current_amd64.deb

ownCloud Client インストール

wget http://download.opensuse.org/repositories/isv:ownCloud:desktop/Ubuntu_18.04/Release.key
sudo apt-key add - < Release.key
sudo sh -c "echo 'deb http://download.opensuse.org/repositories/isv:/ownCloud:/desktop/Ubuntu_18.04/ /' > /etc/apt/sources.list.d/isv:ownCloud:desktop.list"
sudo apt-get update
sudo apt-get install owncloud-client

他は滞りなくインストールできた

shutter, simplenote, gitをインストール。

sudo apt install shutter

sudo apt install ./Simplenote-linux-1.1.3.deb 

sudo apt install git

他にも色々あったけど、今日はここまで(そういやSESの続き書いてない)。


  1. 27日まで待たないと、ディスクイメージをダウンロードできなかったのだけど、26日の daily build版のディスクイメージが同じサイズだったので、もしかして同じもので、一日速くこちらからダウンロードできたのかも(ただの憶測)。 ↩︎

  2. 本の虫: iBus 1.5がクソすぎる
    結局IBus 1.5の何が問題なのだろうか。 - いくやの斬鉄日記 ↩︎

  3. 『ざっクリわかるUbuntu 18.04 LTS』ダウンロード版買いましょう。 ↩︎