有馬総一郎のブログ

(彼氏の事情)

2023年01月08日 10:11:52 JST - 3 minute read - Linux

Debian11をインストールしてKDEデスクトップを導入する

もう去年(2022)になってしまったが、Debianをインストールしてみた。

non-freeのWi-Fiドライバーがない

まず Index of /debian-cd/current/amd64/iso-cdにある debian-11.6.0-amd64-netinst.iso を使ってインストールを試みるが、Wi-fi のためのドライバーがnon-freeドライバーになく、ネットワーク設定が出来ない。

この場合、一旦、有線LANで繋いで、non-freeリポジトリ以下を /etc/apt/sources.list に追加する。

deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ bullseye non-free
deb-src http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ bullseye non-free

そしてsudo apt updateしてfireware-対象のWi-Fiドライバーをインストールするってな感じになると思う。下記のサイトが参考になる。

ただ、上記の方法だと有線LANを差し込まないといけないので、下記サイトのように初めっからnon-freeリポジトリが含まれているisoを Index of /cdimage/unofficial/non-free/cd-including-firmware/11.6.0+nonfree/amd64/iso-dvdから debian-11.6.0-amd64-DVD-1.iso をダウンロードした。

初め、 unofficial という文字があるので気になったけど、公式サイトの Index of /debian-cd/current/amd64/iso-dvd

Non-free Firmware

This is an official Debian image build and so only includes Free Software.

For convenience for some users, there is an alternative unofficial netinst CD build which includes non-free firmware for extra support for some awkward hardware. Look under /cdimage/unofficial/non-free/cd-including-firmware/ if you need that CD image instead.

記述してあって、そこから辿れるので問題ないと思う。

文字化け

いざ、デスクトップ環境を入れようと思ったら文字化けしている。

CLIで日本語を表示しようとして文字化けした時の対応方法 | DigitalMania.infoを参考にsudo dpkg-reconfigure locales en_US.UTF-8 を選択。

KDEデスクトップ環境をインストール

次に、 Debian 10最小サーバーへのKDEデスクトップ環境のインストール–Linuxヒントを参考にKDEデスクトップ環境をインストール。

$ sudo tasksel install desktop kde-desktop
$ sudo tasksel install laptop
$ sudo systemctl set-default graphical.target 
$ sudo reboot

sudo tasksel install laptopは、私の環境ではする必要はなかった。

ネットワーク設定(多分、真似しない方がいい)

再起動するとネットワークに接続出来ていない…うん?はて、インストールのとき、設定したと思ったが…ネットワーク設定は、以下の

などを参考に

$ ls /sys/class/net
eth0  lo  wlp2s0
$ ip link show wlp2s0
$ wpa_passphrase "SSID" "パスワード" | sudo tee -a /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
$ sudo vi /etc/network/interfaces
# and how to activate them. For more information, see interfaces(5).

source /etc/network/interfaces.d/*

# The loopback network interface
auto lo
iface lo inet loopback

# The primary network interface
+ auto wlp2s0
+ iface wlp2s0 inet dhcp
+ wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

としてWi-Fi接続するようにした。そして、sudo ifup wlp2s0するとネットワークに繋がるのだけど、再起動直後は出来ていないことがある。その場合、左記コマンドを打たなければならない。

そもそもGUIで使う場合、wpa_supplicant/etc/network/interfaces といった設定ファイルを編集してネットワーク設定を行うべきではなく、GUIアプリを使って設定すべきではないのかな?1

どうしてだろうと思いつつ次回に続く。


  1. Ubuntu Magazine Japan vol.08のUM08_P15-45.pdf p.21 ↩︎