ムームードメインで作成した特定ドメインのメールアドレスを使って、Googleアカウント作成した。しかし、やはりGmailやら時間無制限のGoogle Meetを使いたいなどで、Google Workspace Businessに加入することにした。しかし、既に個人用アカウントとして登録したメールアドレスを使って、Google Workspace Businessに加入できるのか、また、既存メールサービスからスムーズな移行が可能なのか、ググってもいまいち分からなかった。
個人アカウント(会社ドメイン)のGsuiteへの以降について - Google アカウント コミュニティに近い(同じかな)質問があって、おすすめの回答としては、
を見なさいとあったけど、はっきりと手順が示されてなかった。
手順の概要
ええい、ままよ、とやってみたが、結果から言えば2021年4月時点では可能だった。画像やエビデンスを示せないが、手順の概略としてはこうだ。私の場合の話なので、いつでも、どんなアカウントでも、上手く行くとは言えないので、ご了承願いたい。
- ユーザー名が被らない
admin
みたいなユーザー名を入力して、admin@mailaddress.biz
としてGoogle Workspace Businessに登録・加入する - 既存の
user@mailaddress.biz
にGoogleアカウント移行リクエストする - リクエストを受けて
user@mailaddress.biz
を個人用Googleアカウントからadmin@mailaddress.biz
配下のGoogle Workspace一般アカウントとする user@mailaddress.biz
に特権管理者(Google Workspace Administrator Seed Role)のロールを割り当てるadmin@mailaddress.biz
のユーザーを削除する
別ユーザー名で特権管理者ユーザーを作成して登録
この時、admin@mailaddress.biz
といった別メールアドレスを予め作成しておく必要はなく、Google Workspace Businessに登録する際に、ユーザー名をadmin
と入力すれば、そのユーザー名+ドメインのメールアドレスで登録される。この時、ユーザー名を個人用アカウントのユーザー名にすると、それは個人用Googleアカウントです
みたいなエラーになるので、別のにする必要がある。
その前に連絡先メールアドレスを入力するが、そこは勿論、個人用アカウントのメールアドレスでも問題ない。
2. 以降は、Google Workspaceを始めるための手順(ドメイン所有権証明など)があるが、それが終わった上での操作となる。
Google アカウントの移行リクエスト
移行については、 既存のアカウントを検索、管理する - Google Workspace 管理者 ヘルプ にあるとおり
個人の Google アカウントを Google Workspace の管理対象ユーザー アカウントに移行すると、アカウントは次のようになります。
個人のアカウントに戻すことはできません。_
個人アカウントに戻せない ので注意が必要である。
2. でのリクエストメールはこんな感じ。
お客様
お客様の組織の IT 管理者様より、お客様がご利用中の Google アカウント(user@mailaddress.biz)を mailaddress の Google Workspace アカウントに移行していただくようリクエストが届いております。アカウントを移行すると、企業向けに設計された Google の各種サービスを使って、組織内で連携しながら仕事を進めていただけるようになります。
移行による影響ご利用中のメールアドレス(user@mailaddress.biz)とデータに対する影響はありませんが、お客様のアカウントは mailaddress の IT 管理者の管理下に置かれます。管理者にはお客様のデータへのアクセスやデータの削除が許可されているほか、お客様が業務で使用できる Google サービスやサードパーティ サービスを決定する権限があります。このため、アカウントの移行後は、一部の Google サービスをご利用いただけなくなる可能性があります。
移行後に一部の Google サービスを利用できなくなる可能性があるため、移行のリクエストを承諾する前に Google データ エクスポートを使って重要なデータを書き出しておくことをおすすめします。アカウントをプライベートでご利用いただいている場合
アカウントを個人用にお使いの場合は、このリクエストを拒否できます。管理者によってお客様用に新しい Google Workspace アカウントが作成されると、このアカウントの名前を変更できるようになります。
アカウントを移行
この時、既に個人用Googleアカウントで共有したり、閲覧可となっているドライブ、ドキュメントなどあったが、自分のケースでは移行後も変わらなかった1。
元特権管理者ユーザー削除
5. のユーザー削除では
Google Workspace からの 管理 はじめ さんの削除は正常に完了しました
最近 Google Workspace で処理された、テスト 太郎 さん(user@mailaddress.biz)からのユーザー削除およびデータ移管リクエスト(管理 はじめ さん(admin@mailaddress.biz)の削除と テスト 太郎 さん(user@mailaddress.biz)へのデータ移管)についてお知らせいたします。
みたいなメールが届く。メールの文面紹介したからってなんなんだ、という気もするが。
当たり前だが、削除する特権管理者ユーザーは自分で自分を削除は出来ないので、特権管理者ロールを割り当てた移行ユーザーを操作して削除する。そして、削除するのは2アカウントあればその分だけ金がかかるから。管理者を別で持っておきたい、という人は削除する必要はない。
タイトルにある、個人用GoogleアカウントをGoogle Workspace管理者アカウントとする、は以上で完了だ。 次は、メールサービスの移行についてを書く。
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繰り返しになるが、私のケースでの話。 ↩︎