有馬総一郎のブログ

(彼氏の事情)

2021年06月05日 20:31:44 JST - 5 minute read - Google

個人用GoogleアカウントをGoogle Workspace管理者アカウントとする その1(競合アカウントを解消する)

ムームードメインで作成した特定ドメインのメールアドレスを使って、Googleアカウント作成した。しかし、やはりGmailやら時間無制限のGoogle Meetを使いたいなどで、Google Workspace Businessに加入することにした。しかし、既に個人用アカウントとして登録したメールアドレスを使って、Google Workspace Businessに加入できるのか、また、既存メールサービスからスムーズな移行が可能なのか、ググってもいまいち分からなかった。

個人アカウント(会社ドメイン)のGsuiteへの以降について - Google アカウント コミュニティに近い(同じかな)質問があって、おすすめの回答としては、

を見なさいとあったけど、はっきりと手順が示されてなかった。

手順の概要

ええい、ままよ、とやってみたが、結果から言えば2021年4月時点では可能だった。画像やエビデンスを示せないが、手順の概略としてはこうだ。私の場合の話なので、いつでも、どんなアカウントでも、上手く行くとは言えないので、ご了承願いたい。

  1. ユーザー名が被らないadminみたいなユーザー名を入力して、admin@mailaddress.bizとしてGoogle Workspace Businessに登録・加入する
  2. 既存のuser@mailaddress.bizにGoogleアカウント移行リクエストする
  3. リクエストを受けてuser@mailaddress.bizを個人用Googleアカウントから admin@mailaddress.biz 配下のGoogle Workspace一般アカウントとする
  4. user@mailaddress.bizに特権管理者(Google Workspace Administrator Seed Role)のロールを割り当てる
  5. admin@mailaddress.bizのユーザーを削除する

別ユーザー名で特権管理者ユーザーを作成して登録

この時、admin@mailaddress.bizといった別メールアドレスを予め作成しておく必要はなく、Google Workspace Businessに登録する際に、ユーザー名をadminと入力すれば、そのユーザー名+ドメインのメールアドレスで登録される。この時、ユーザー名を個人用アカウントのユーザー名にすると、それは個人用Googleアカウントですみたいなエラーになるので、別のにする必要がある。

その前に連絡先メールアドレスを入力するが、そこは勿論、個人用アカウントのメールアドレスでも問題ない。

Google Workspace Business登録
従業員の数だけ選択すればOK
Google Workspace Business登録
連絡先なので、個人用アカウントのメールアドレスを入力
Google Workspace Business登録
使用できるドメインがあるをクリック
Google Workspace Business登録
使用しているドメインを入力
Google Workspace Business登録
合っていれば次へ
Google Workspace Business登録
ユーザー名に個人用アカウントのユーザー名以外を入力

2. 以降は、Google Workspaceを始めるための手順(ドメイン所有権証明など)があるが、それが終わった上での操作となる。

Google アカウントの移行リクエスト

移行については、 既存のアカウントを検索、管理する - Google Workspace 管理者 ヘルプ にあるとおり

個人の Google アカウントを Google Workspace の管理対象ユーザー アカウントに移行すると、アカウントは次のようになります。

個人のアカウントに戻すことはできません。_

個人アカウントに戻せない ので注意が必要である。

2. でのリクエストメールはこんな感じ。

お客様

お客様の組織の IT 管理者様より、お客様がご利用中の Google アカウント(user@mailaddress.biz)を mailaddress の Google Workspace アカウントに移行していただくようリクエストが届いております。アカウントを移行すると、企業向けに設計された Google の各種サービスを使って、組織内で連携しながら仕事を進めていただけるようになります。
移行による影響

ご利用中のメールアドレス(user@mailaddress.biz)とデータに対する影響はありませんが、お客様のアカウントは mailaddress の IT 管理者の管理下に置かれます。管理者にはお客様のデータへのアクセスやデータの削除が許可されているほか、お客様が業務で使用できる Google サービスやサードパーティ サービスを決定する権限があります。このため、アカウントの移行後は、一部の Google サービスをご利用いただけなくなる可能性があります。
移行後に一部の Google サービスを利用できなくなる可能性があるため、移行のリクエストを承諾する前に Google データ エクスポートを使って重要なデータを書き出しておくことをおすすめします。

アカウントをプライベートでご利用いただいている場合

アカウントを個人用にお使いの場合は、このリクエストを拒否できます。管理者によってお客様用に新しい Google Workspace アカウントが作成されると、このアカウントの名前を変更できるようになります。
アカウントを移行

この時、既に個人用Googleアカウントで共有したり、閲覧可となっているドライブ、ドキュメントなどあったが、自分のケースでは移行後も変わらなかった1

元特権管理者ユーザー削除

5. のユーザー削除では

Google Workspace からの 管理 はじめ さんの削除は正常に完了しました

最近 Google Workspace で処理された、テスト 太郎 さん(user@mailaddress.biz)からのユーザー削除およびデータ移管リクエスト(管理 はじめ さん(admin@mailaddress.biz)の削除と テスト 太郎 さん(user@mailaddress.biz)へのデータ移管)についてお知らせいたします。

みたいなメールが届く。メールの文面紹介したからってなんなんだ、という気もするが。

当たり前だが、削除する特権管理者ユーザーは自分で自分を削除は出来ないので、特権管理者ロールを割り当てた移行ユーザーを操作して削除する。そして、削除するのは2アカウントあればその分だけ金がかかるから。管理者を別で持っておきたい、という人は削除する必要はない。

タイトルにある、個人用GoogleアカウントをGoogle Workspace管理者アカウントとする、は以上で完了だ。 次は、メールサービスの移行についてを書く。


  1. 繰り返しになるが、私のケースでの話。 ↩︎