(79) Ubuntu 25.10’s New Terminal is INSANE – Meet Ptyxis! (RIP GNOME Terminal) - YouTubeで紹介されていた ptyxis。Ubuntu 25.10の標準ターミナルになっているらしいのだが、使ってみると良かったので紹介する。
GNOMEターミナルの開発者が開発したターミナルとのこと。他のターミナルと比べて良いと思ったのところが、以下のところだ。
- タブ対応
- 透過可能
- 曖昧な幅の文字の調整
- コピーメッセージや管理者モードの時に色が変化する
fcitx5-skkで変換中でも候補が表示される
タブ対応
alacritty、rio系はIMEのせいなのか良く分からないが、文字が表示されなくなったり、タブ機能を実現するにはzellij組み合わせないと使えない。それだと、単純にテキストファイルをnvimで開くのも面倒だったりと、有名な割にイマイチと思ったりする。
安定版がflatpakでの提供ということで、権限周りとか
Flatsealで設定しないと駄目とか思ったが、そこはターミナルということで、今のところ標準で通常のターミナルと遜色なく使えている。
nvimのデスクトップファイルnvim.desktopにExec=flatpak run app.devsuite.Ptyxis -e nvim %Fとすればnvimで起動できる。もしくは、--tabを付けることで存在するセッションのタブを追加して表示することができる。
例:Exec=flatpak run app.devsuite.Ptyxis --tab -e nvim %F
透過可能
Christian Hergert / ptyxis · GitLabに書かれているがflatpak run --command=gsettings app.devsuite.Ptyxis set org.gnome.Ptyxis.Profile:/org/gnome/Ptyxis/Profiles/$PTYXIS_PROFILE/ opacity .85とすれば透過される。flatpakでなれば、command=以降をそのまま実行すれば良いだけ。
曖昧な幅の文字の調整
たまに曖昧な幅の文字の扱いを変更したときなどもちゃんと設定 -> 振る舞い -> 互換性から設定できる。
コピーメッセージや管理者モードの時に色が変化する
地味に嬉しいのがコピーするとそれがポップアップで表示されたり、sudoなど使って管理者モードになると上部の色が変わったりする。
fcitx5-skkで変換中でも候補が表示される
他にもコンテナとか素晴しい機能があるのだけど、一番感動したのがこれ!fcitx5-skkで変換候補が表示されないというのは、極東でニッチなIMEを使っている一部の人しか遭遇しないケースとあって、放置されているというか発見・報告されていないことが多い。
ターミナルでは普通に使えてもgemini-cliでは表示されなかったりとかあったので困っていたら、今回、表示されたことに感動した。
OSC 52未サポート
唯一、気になるのがOSC 52に対応してなくて、リモートサーバー接続したときにファイルの中身をクリップボードに書き込めないことだ。
- OSC 52 のサポートを追加 (#2495) · 問題 · GNOME/vte
- SSH経由での端末出力のコピーが機能しない(OSC 52のサポート不足)(#185) · 問題 · chergert/ptyxis
これについては、OSC 52でクリップボードに読み書きさせるのはセキュリティリスクがあるから。2018年から議論されているようだが、かなり慎重になっている様子。ここ最近、また議論が再開しており、近い内にサポートされるかも知れない。
標準のターミナル登録
sudo update-alternatives --install /usr/bin/x-terminal-emulator x-terminal-emulator ~/.local/share/flatpak/exports/bin/app.devsuite.Ptyxis 80 でターミナルに登録して優先順位を上げる
sudo update-alternatives --config x-terminal-emulatorで確認、選択。削除する場合
sudo update-alternatives --remove x-terminal-emulator ~/.local/share/flatpak/exports/bin/app.devsuite.Ptyxis
ともあれ、GNOMEデスクトップでないと透過などは出来ないのかも知れないが、GNOME系のデスクトップなら使ってみて損はないターミナルだ。

