Ubuntu 22.04 LTS (Jammy Jellyfish)がリリースされたので、早速ダウンロードして、 System76 Lemur1にインストールしてみた。
22.04の主要な変更点や新機能は、 日経Linuxや、他のサイトにお任せする。
久々のUbuntu環境構築だったので、自分なりのメモを残しておく。
ディレクトリ英語化
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
ファイラーnautilus
のサイドバーで、日本語ディレクトリのリンク切れが残り続けて、英語ディレクトリがお気に入り配下として追加されていても、再ログインすれば、ちゃんと切り替わった。
Zsh
Arch LinuxやMacだとzsh
がデフォルトシェルなので、これを機に慣れておく。
sudo apt-get install zsh
chsh -s $(which zsh)
zshで初回起動したときに対話的にzshrcを作成する - Qiita
コメントだけの空ファイル作成0
を選択しておいた。が、何か不満なので
第1回 zshで広がる世界:zshで究極のオペレーションを|gihyo.jp … 技術評論社を読みながら学んでいくこととしよう。
追記 2022-05-16
空だと履歴は残らないわ、シェルとして殆ど機能しないわ、なのでオススメ設定2
を選択するとか、wget https://raw.githubusercontent.com/zsh-users/zsh/master/StartupFiles/zshrc -O ~/.zshrc
してデフォルト的なファイルを用意しないと宝の持ち腐れ、となってしまう。
追記ここまで
また、zsh
だと、角括弧(Square brackets)[]
、キャレット・脱字符号(Caret)^
がバックスラッシュ\
でのエスケープが必要なあたり、コマンドをコピペするとき注意だな。
zsh+git使ってる時にキャレットを自動エスケープする - Qiita
Vim
sudo apt install neovim
sudo apt install git
mkdir git/
cd git/
git clone https://github.com/arimasou16/dotfiles.git
mkdir /home/arimasou16/.config/nvim
ln -s /home/arimasou16/git/dotfiles/vimrc /home/arimasou16/.config/nvim/init.vim
ln -s /home/arimasou16/git/dotfiles/gvimrc /home/arimasou16/.config/nvim/ginit.vim
ln -s /home/arimasou16/git/dotfiles/vimrc /home/arimasou16/.vimrc
ln -s /home/arimasou16/git/dotfiles/gvimrc /home/arimasou16/.gvimrc
alias python='/usr/bin/python3'
sudo apt install python3-pip
alias pip='/usr/bin/pip3'
pip3 install --user --upgrade pip
pip3 install neovim-remote
sudo apt install curl
curl -fLo $HOME/.config/nvim/autoload/plug.vim --create-dirs https://raw.githubusercontent.com/junegunn/vim-plug/master/plug.vim
curl -fsSL https://deno.land/install.sh | sh
sudo apt install ripgrep
git clone --depth 1 https://github.com/junegunn/fzf.git ~/.fzf
~/.fzf/install
sudo apt install neovim-qt
pip install --user neovim
の変わりにpip install --user pynvim
しなきゃいけないのかと思ったら、Requirement already satisfied: pynvim in /usr/lib/python3/dist-packages (0.4.2)
と出たので不要だった。
~/.zshrc
export DENO_INSTALL="$HOME/.deno"
export PATH="$DENO_INSTALL/bin:$PATH"
export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"
export SUDO_EDITOR=$HOME/.local/bin/nvr
alias python='/usr/bin/python3'
alias pip='/usr/bin/pip3'
Simplenote
Releases · Automattic/simplenote-electron · GitHubから deb 落してくる。
sudo apt install ./Simplenote-linux-1.20.0-amd64.deb
N: ファイル '/home/arimasou16/Downloads/Simplenote-linux-1.20.0-amd64.deb' がユーザ '_apt' からアクセスできないため、ダウンロードは root でサンドボックスを通さずに行われます。 - pkgAcquire::Run (13: 許可がありません)
vi ~/.simplenoterc
とエラーが表示されたが、普通に使えている。
~/.simplenoterc
let g:SimplenoteUsername = "your simplenote username"
let g:SimplenotePassword = "your simplenote password"
Font
mkdir ~/.fonts
unzip ~/Nextcloud/Public_Ubuntu/font/Illusion-0.2.5.zip -d ~/.fonts
unzip ~/Nextcloud/Public_Ubuntu/font/HackGen_v2.2.3.zip -d ~/.fonts
unzip ~/Nextcloud/Public_Ubuntu/font/Cica_v5.0.2_with_emoji.zip -d ~/.fonts
cp ~/Nextcloud/Public_Ubuntu/font/Sauce\ Code\ Pro\ Nerd\ Font\ Complete\ Mono.ttf ~/.fonts
fc-cache -fv
Cargo
curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh
source $HOME/.cargo/env
rustup override set stable
rustup update stable
SKK
sudo apt install ibus-skk
sudo apt install pkg-config
sudo apt-get install build-essential
sudo apt-get install libssl-dev
git clone https://github.com/wachikun/yaskkserv2.git
cd yaskkserv2
cargo build --release
英語キーボード対応。default
でも良いらしい。というかそっちがいいかな?
/usr/share/ibus/component/skk.xml
<layout>us</layout>
yaskkserv2
をビルドするときに、error: failed to run custom build command for `openssl-sys v0.9.49`
というエラーが出てたので、pkg-config
、build-essential
、libssl-dev
インストールしたのだけど、それでも解決せず、
Cargo.toml
[dependencies]
openssl = { version = "0.10", features = ["vendored"] }
とすることでビルドに成功した。
sudo cp -av target/release/yaskkserv2 /usr/local/sbin/
sudo cp -av target/release/yaskkserv2_make_dictionary /usr/local/bin/
yaskkserv2_make_dictionary --dictionary-filename=$HOME/.config/ibus/skk/dictionary.yaskkserv2 /usr/share/skk/SKK-JISYO.L
yaskkserv2 --google-cache-filename=$HOME/.config/ibus/skk/yaskkserv2.cache $HOME/.config/ibus/skk/dictionary.yaskkserv2
Firefoxや他のエディターで使う分には問題ないのだけど、nvim
上で’vim-skk/skkeleton’として使うとSKKサーバーでヒットした単語がokurinasi
として表示されてしまうんだよなぁ2。なんだこれ、Alter Linux(Arch Linux系)では起きてないだけど。
Firefox
ln -s /home/arimasou16/git/dotfiles/.tridactylrc /home/arimasou16/.tridactylrc
curl -fsSl https://raw.githubusercontent.com/tridactyl/native_messenger/master/installers/install.sh -o /tmp/trinativeinstall.sh && sh /tmp/trinativeinstall.sh 1.21.1
第710回 Snap版Firefoxを使用しないでやり過ごす:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社に、Firefoxのsnap
版は止めておけ、とあるが、やはりそうだった。
Tridactylは普通に使えるのだけど、ローカルにおいた自分の ~/.tridactylrc が反映されてない。うーん、解決策が見付からないので、sudo snap remove firerfox
でsnap
版を削除して、 firefox-downloader.sh を使ってオフィシャルバイナリ版Firefoxをインストールした。
とは言っても、他はそれといって不具合は見付からなかったので、アドオンをばりばりにインストールしているとか、設定をカスタマイズをごりごりにしてなければ、snap
版のままでも良さそう。
追記 2022-05-16
- 検索のショートカットを
Add custom search engineで作り直すのはシンドイので、
search.json.mozlz4
を置き換える。 -
Firefox Multi-Account Containersも、ログインしても、初期に用意されているコンテナーに追加される形で同期されてしまうので、
containers.json
を置き換える。 ちなみにこのファイル、 Add ability to reorganize Containers · Issue #330 · mozilla/multi-account-containers · GitHubを参考に初めは書き換えたのだけど、失敗すると一部アドオンのセッション(ログイン状態)がリセットされたり、おかしくなるので、書き換えて、一度終了させた、次の動作においても問題ないか、よくよく確認する。
追記ここまで
Terminal
sudo apt install kitty
sudo update-alternatives --config x-terminal-emulator
ln -s /home/arimasou16/git/dotfiles/config/kitty.conf /home/arimasou16/.config/kitty/kitty.conf
標準ターミナルを変更してもnvim
起動したときはgnome-terminal
のままなんだよなぁ。
追記 2022-05-16
cp /usr/share/applications/nvim.desktop ~/.local/share/applications/
nvim ~/.local/share/applications/nvim.desktop
desktopファイルをローカルにコピーしてきて、以下の形に編集すると、ランチャーからnvim
を起動しても、ターミナルはkitty
となる。しかし、なんでかTryExec
の行を削る必要があるんだろうか?
- TryExec=nvim
- Exec=nvim %F
- Terminal=true
+ Exec=kitty -e nvim %F
+ Terminal=false
追記ここまで
Fcitx5
ibus
なんて嫌だ、という人はfcitx
、fcixt5
を使えば良いと思う。確かにibus
だとIM切り替えがWin+space
なのがちょっと嫌だ。
sudo apt install fcitx5 fcitx5-skk
cp /usr/share/applications/org.fcitx.Fcitx5.desktop ~/.config/autostart/
im-config -n fcitx5
sudo apt install chrome-gnome-shell
始めfcixt5-skk
インストールすれば、fcitx5
も自動で入るだろうと思ったら、入っていなかったので焦った。
% im-config -l
ibus xim
と確認はしたほうがいい。また、
Input Method Panel - GNOME Shell 拡張機能をインストールするにはFirefoxアドオンの
GNOME Shell integrationとchrome-gnome-shell
が必要。
第689回 Ubuntu 21.10でFcitx 5を使用する:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社にあるとおり、sudo apt install gnome-shell-extension-kimpanel gnome-shell-extension-pref
をするも、E: パッケージ gnome-shell-extension-kimpanel が見つかりません
のエラーが表示される。
sudo apt install chrome-gnome-shell
で良かった。
ibus
が要らないのなら
sudo apt remove -y ibus-mozc
sudo apt remove -y ibus-table
sudo apt remove -y ibus-gtk
sudo apt remove -y ibus-gtk3
と削除してしまった方が誤動作?しなくなるかも。ただ、やはりGnome環境だとランチャーなどで日本語が入力できない(IM切り替え)できないんだよねぇ。Gnomeデスクトップではibus
を大人しく使った方が良いのではないだろうか?
desktopファイルを~/.config/autostart/
にコピーするのは
Ubuntuの自動起動アプリケーションの設定の仕方のとおり。Ubuntu 22.04のバグなのか、設定 -> アプケーション -> 自動起動するアプリケーション
をクリックしても、自動起動するアプケーションを選択する画面が表示されない。
ランチャーから自動起動するアプケーション
と入力すれば表示できる。ただ、さっき述べたとおり、ibus
以外にするとIM切り替えできませんけどね。
追記 2022-05-16
うーんよく分からないけど、k
を打つとうん
と入力されてしまう事象に悩まされてる…うーんどっか余計なことしてしまったのか。キーボードレイアウトを見ても普通、リセット、デフォルトを押しても、再起動しても、直らず。別のOSでは問題なし。
追記ここまで
Hugo
tar -zxvf ~/Nextcloud/Public_Ubuntu/hugo_0.68.3_Linux-64bit.tar.gz
rm LICENSE README.md
sudo mv hugo /usr/local/bin/
hugo version
curl "https://awscli.amazonaws.com/awscli-exe-linux-x86_64.zip" -o "awscliv2.zip"
unzip awscliv2.zip
sudo ./aws/install
aws configure
各環境でhugo
のバージョンを合わせたいのでバイナリを落してきて設定する。
Rambox
Rambox、ずっとcommunity-editionを使っていたらサポート終了してしまっていた。なので、snap
ファイルを落してきてインストールした。--dangerous
を付けないとインストールできない。
$ sudo snap install ./Rambox-2.0.3-linux-x64.snap
error: cannot find signatures with metadata for snap "./Rambox-2.0.3-linux-x64.snap"
$ sudo snap install ./Rambox-2.0.3-linux-x64.snap --dangerous
[sudo] arimasou16 のパスワード:
rambox 2.0.3 installed
しかし、この 2.0.3 バグなのか、アプリが終了できないぞ。kill
しかない。
その他アプケーション
sudo apt install nextcloud-desktop
sudo snap install vlc
sudo snap install gimp
sudo snap install code
Ubuntu Softwareではsnap
版、deb
版それぞれ表示される。snap
版があればそちらが優先されるというか、それしか表示されないみたいだけど。core20
アップデートが出来ない。
昔はsnap
版というと殆ど日本語化されていない、フォントが文字化けたりしたけど、大分、改善されているみたいなのでホッとした。
感想
二日、三日ぐらい動かしてみただけど、まあ、そんなに困ったことも起きてない。
追記 2022-05-16
嘘だった。個人的にも困ったことだらけで、ちょっと夏の大型アップデート
22.04.1 Point Releaseまで待った方が良さげ。リリース直後は不具合が多いのは確かなんだけど、今回は多すぎないか?
LMDE 5 “Elsie” - Linux Mintに乗り換えようか検討中。
追記ここまで
スクリーンショットが高機能、使い易くなっていてshutter
も要らなくなる日が近いかも知れない。いつのまにか三本指を下に動かすとタスク切り替えになったり、自分の環境では動作しなかったが、画像ビューアーが二本指で画像を切り替えていけるようになっているっぽかったり驚いた。
Linuxといえば、CLIで操作する、メモリーは消費量の少ないデスクトップ環境で、機能や外見は最小限に!中古PCの再利用みたいな、エコな使い方が中心になってるけど、段々と洗練されてきたなぁ、と。 EndeavourOS、 elementary OS3と更にブラッシュアップされたものも出てきてはいるので、最新鋭でハイスピックな端末にインストールし使うのも全然ありになっていると感じている。
また、Arch Linux系の良さが分かったというか、当初はdeb
がそのままインストール出来ないのが、面倒だと思った。しかし、
Arch User Repository (AUR)には大体あるので、ヘルパーであるyaru
やyay
をインストールしてしまえば、Ubuntuのようにdeb
をダウンロードする手間さえなく、コマンドでがしがしインストールできる。これは、楽だなぁ、と感じた。
とともに、Arch Linux系はローリングリリースなので、常日頃から端末に触っていれば、その都度対処、対応を求められる。Ubuntuだとリポジトリーが一気に変わってしまうので、準備されなかったり、廃止されたりと、前のバージョンだと使えたのになぁーみたい事が起きる。これがまとめて降り掛かると、面倒なので、アップデートはある程度経ってから、みたいな姿勢になる。
でも、オンラインアカウントでログインすれば、Google Driveが簡単に使えるのはありがたいなぁ。でも、nextcloud
は二要素認証にしているせい?で、認証エラーとなってしまった。nextcloud-desktop
は、勿論、普通に使える。
当分はAerobook Plusで使うので、UbuntuのようなリッチなOSをインストールして常用するつもりはないが、次、ノートパソコン買うときは System76で、それなりにハイスペックな端末を購入して、またUbuntuをバリバリに走らせたいものだ。
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原因、トリガーが分からないまま、フリーズするようになってしまって、日常的に使うメイン端末ではなくなった。 ↩︎
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skkservを使うと変換できない · Issue #66 · vim-skk/skkeleton · GitHub ↩︎
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【悲報】elementary OSが自己崩壊へ | ソフトアンテナと今後が怪しいけど… ↩︎