Windowsの方でDSDの再生が、できたので、今度はUbuntuで再生させてみたいと思うのが、うぶんちゅ民の心情というもの。NuPrime uDSDは、なんの問題もなくUbuntuで再生可能、さすがだ。
Playing DSD Audio Files in Linux | Delightly Linuxのサイトを見ると、再生できるプレイヤーは、DeaDBeef、HQPlayer、dsf2flac、Audacious。
とりあえず、 UbuntuでJACKとPulseAudioを同時に使う (oka01-rxqbidhqglvaownc) - おかあつ日記を参考に、 JACK(JACK Audio Connection Kit)、lowlatencyを導入しておこう。1
arimasou16@Lemur:~$ cat /proc/version
Linux version 4.4.0-78-lowlatency (buildd@lgw01-11) (gcc version 5.4.0 20160609 (Ubuntu 5.4.0-6ubuntu1~16.04.4) ) #99-Ubuntu SMP PREEMPT Thu Apr 27 16:46:19 UTC 2017
arimasou16@Lemur:~$
幸いにして、DeadBeefはインストール済みだったので、再生…しかし、再生はできたのだけれども、音が滑らかでない。2
DeadBeef、設定が悪いのか正常に再生できない…
次に、Audacious。そもそも JACKでの再生に躓く。オーディオ > 出力の設定 > ビットの深度
が浮動小数点
でないと、“JACK は浮動小数点のオーディオにのみ対応しています。Audacious のオーディオ出力の設定で、ビットæ·…<8b><95>小数点に変更する必要があります。“といったエラーを吐く。
ビットの深度のエラー
Audaciousのオーディオ設定
次に、 JACKで設定しているサンプルレートと出力サンプルレートが合わないと、“JACK サーバには 192000 Hzのサンプリング周波数が必要ですが、 Audacious は 44100 Hz で再生しています。サンプリング周æ³…<82><92>用いて周波数を合わせてください。“とエラーを吐く。
JACKの設定
サンプリング周波数のエラー
Audaciousのプラグイン設定
簡単お手軽には、プラグイン > エフェクト > サンプリング周波数コンバーター
にチェックを入れて方法:高速sinc補間
もしくは方法:高品質sinc補間
にして、レートを JACKのサンプルレートに合わせれば解決する。私の環境だと高品質sinc補間
だと、処理が追いつかない様子で、音が間延びして聴こえてしまうので、高速sinc補間
で設定した。
サンプリング周波数コンバーター
以上で、AudaciousでのDSD再生が成功した。ネイティブ再生になっているのか微妙な気がしないでもないが、foobar2000では読みとれないDSDに埋め込まれたアルバムアートを表示できるなど、それなりに満足行く結果とはなった。