仕事では Microsoft Teamsを使ったことがないが、今後使う機会もあるかも知れないということで使ってみることにした。が、ログインに失敗しまくるのであった。
先に答えを書いてしまうと、アカウントとデスクトップアプリを正しく合わせないとログイン出来ない。
Linuxのクライアント版で提供しているのは書いてあるとおり 仕事用のTeams だけなので、Temasのライセンスが含まれている職場/学校でのアカウント(以下、仕事アカウント。onmicrosoft.com
でログインするアカウント)でログインしなければ駄目だった。
Office365だけではTeamsは含まれてないために、使えない。なので、試してないが、Microsoft Teams Essentials、Microsoft 365 Business StandardなどTeamsが含まているライセンスを購入してないと、仕事アカウントでは使用できない。当然、家庭/小規模ビジネス向けアカウント(以下、個人アカウント)でログインしようとしても駄目。
One Driveと同様に、デスクトップアプリにも注意が必要で、家庭/小規模ビジネス向けTemasと職場/学校向けのTeamsのデスクトップアプリが存在する。なので、Teamsのライセンスを持つ仕事アカウントで個人アカウント用デスクトップ版にログインしようとしても駄目。
家庭/小規模ビジネス向けのTeams | 職場/学校向けのTemas | |
---|---|---|
仕事アカウント(Temasライセンス有) | × | ○ |
仕事アカウント(Temasライセンス無) | × | × |
個人アカウント | ○ | × |
よくよく考えればそうなのだけど、エラーメッセージが分かりにくくて、散々迷うこととなった。
家庭/小規模ビジネス向けのTeamsに、仕事アカウントでログインしようとした場合
これが機能しない場合は、サインアウトしてから再びサインインしてください。
desktop-d2842300-b7bd-41e9-aba0-1b880ba4bcee
エラー コード: caa20001
Microsoft Teams にサインインするためのさらに永続的な方法があります。プロセスの完了に問題がある場合には、IT 管理者にお問い合わせください。
職場/学校向けのTeamsに、Temasライセンス無しの仕事アカウントでログインしようとした場合
再度ログインしてください。ご迷惑をおかけして、申し訳ございません。
サインイン
セッション ID:07975590-ab40-d4e5-ca92-ade0ead1d9e9
エラー コード:AADSTS500014: The service principal for resource 'https://api.spaces.skype.com' is disabled. This indicate that a subscription within the tenant has lapsed, or that the administrator for this tenant has disabled the application, preventing tokens from being issued for it.
職場/学校向けのTeamsに、上記ケースで失敗した後で、個人アカウントでログインしようとした場合
サインイン
申し訳ありませんが、サインイン中に問題が発生しました。
AADSTS50020: User account '個人アカウントのメールアドレス' from identity provider 'live.com' does not exist in tenant '失敗した仕事アカウントのアカウント名' and cannot access the application '5e3ce6c0-2b1f-4285-8d4b-75ee78787346'(Microsoft Teams Web Client) in that tenant. The account needs to be added as an external user in the tenant first. Sign out and sign in again with a different Azure Active Directory user account.
トラブルシューティングの詳細
管理者に問い合わせる場合、この情報を送信してください。
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Request Id: 7149df35-db11-4936-ab95-49c530962200
Correlation Id: 257866b5-24ef-40df-8a50-98fae9eef426
Timestamp: 2022-09-25T13:10:06Z
Message: AADSTS50020: User account '個人アカウントのメールアドレス' from identity provider 'live.com' does not exist in tenant '失敗した仕事アカウントのアカウント名' and cannot access the application '5e3ce6c0-2b1f-4285-8d4b-75ee78787346'(Microsoft Teams Web Client) in that tenant. The account needs to be added as an external user in the tenant first. Sign out and sign in again with a different Azure Active Directory user account.
サインイン エラーに確認のフラグを設定: フラグを有効にする
この問題のサポートを受ける計画の場合は、フラグを有効にして、20 分以内にエラーの再現を試みます。イベントにフラグを設定すると診断が利用できるようになり、管理者の注意が喚起されます。
こうなると、一旦設定ファイル?を削除するしかない。Linuxの場合は~/.config/Microsoft Teams - Preview
と~/.config/Microsoft
のディレクトリを削除する。flatpak版の場合、~/.var/app/com.microsoft.Teams/config/配下
となる。snap版だと~/snap/teams/current/.config/配下
かな、こっちは確認してない。
言われたとおりに特定の信頼されたドメインを許可しても無駄。とにかくエラーメッセージが分かりにくい。
職場/学校向けのTeamsに、個人アカウントでログインしようとした場合
このバージョンの Teams は、組織によって管理されている職場または学校アカウントのみをサポートします。
と表示される。
Google Chromeで仕事アカウントのセッションが残ったままWeb版 Microsoft Teamsにログインしようとした場合
Linuxで個人アカウントでTeamsをしたければGoogle Chrome1でTeamsでログインして、 代わりにWebアプリを使用 を選択して使うしかない。この時も、Cookieなのか、仕事アカウントでのセッションが残っていると
セッション ID:0f205bb9-39e5-13b9-7c3e-989a9124acbc
エラー コード:invalid_resource|AADSTS500014: The service principal for resource 'https://api.spaces.skype.com' is disabled. This indicate that a subscription within the tenant has lapsed, or that the administrator for this tenant has disabled the application, preventing tokens from being issued for it.
なんてエラーが出る。設定 -> プライバシーとセキュリティ -> Cookie と他のサイトデータ -> すべての Cookie とサイトデータ
からteams
、live
、microsoft
のCookie削除したが、どうにもエラーが解消されないので、閲覧履歴データの削除
でバッサリデータ削除した。
Google ChromeでWeb版 Microsoft Teamsにログインしようとした場合
多用するなら、ショートカットを作成 -> ウィンドウとして開く
でそれっぽくはなるだろう。Chromebook上でスマホ版で試したところ、こちらは家庭/小規模ビジネス向けのTeamsのようなので、個人アカウントでサクっと使えた。
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ふざけたことにFirefoxは非対応 ↩︎