Nextcloudを 23 までバージョンアップすると、セキュリティ&セットアップ警告でメールサーバーの設定が未設定または未確認です。基本設定を行ってください。その他、フォームの下にある「メールを送信」ボタンで設定を確認してください。
という警告が出るようになってしまった。
初め、Nextcloud Serverとしている端末にPostfixといったメールサーバーをインストールしたくないから、無視しようとしたが
Nextcloudのメールサーバーを設定する | tarufulog
のとおりにGmailアカウントを使用することでNextcloudからメール送信できるようになり、警告が解消された。
内容としては上のサイトのとおりで
項目 | 値 |
---|---|
送信モード | SMTP |
暗号化 | STARTLS |
送信元アドレス | 未入力でもOK |
認証方法 | ログイン |
認証を必要とする | [x] |
サーバーアドレス | smtp.gmail.com:587 |
資格情報 | ○○○○○○@gmail.com |
パスワード | アプリパスワード |
と設定する。
Gmailといえば、 Google アカウントが5月30日にセキュリティ強化、Gmailの外部メールアプリ利用などが使えなくなる可能性 - ケータイ Watchと話題になっていた。
実際、直にGoogleのパスワードを使おうとすると
メールの送信中に問題が発生しました。設定を確認してください。 (Error: Failed to authenticate on SMTP server with username "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx@gmail.com" using 1 possible authenticators. Authenticator LOGIN returned Expected response code 235 but got code "534", with message "534-5.7.9 Application-specific password required. Learn more at 534 5.7.9 https://support.google.com/mail/?p=InvalidSecondFactor zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz - gsmtp ".)
1とエラーになる。
しかし、アプリパスワード2であれば、問題なく送信できる。
“メール設定のテスト” というタイトル(件名)でメールが届く。文面どおり成功ということ。
ちなみに、基本設定の送信元アドレスが未入力だとX-Google-Original-From: Nextcloud <no-reply@nextcloudサーバードメイン>
となり、適当な嘘のメールアドレスuso@liar.com
を入れるとX-Google-Original-From: Nextcloud <uso@liar.com>
となった。送信元アドレスと資格情報が同じ場合はX-Google-Original-From:
は付与されなかった。
差出人の変更はいずれも見られず、返信するとき宛先は、どの場合もNextcloud<○○○○○○@gmail.com>
と表示される。以上。