ちんたら、一回でコンパクトに書ける内容をチンタラ書いてきたが、いよいよVPN有効化だ。
PPTPと OpenVPNと2種類があるが、 VPNプロトコルの比較と特徴 - PPTP, L2TP, SSTP, IKEv2, OpenVPN | べすとVPN.jpなど他サイトを見ても PPTPはセキュリティ観点からオススメしないとある。
ただ、 PPTPはWindows, Chomebookともに標準機能として使えるので、多少のリスクは構わないという方は PPTPを選択するのが良い。私は OpenVPNを使うことにした。
まずは証明書の生成だ。数分経てば完了する。
生成されれば、“現在、証明書がありません。VPNサーバーを有効にする前に生成してください。“の文言が消える。
VPNサーバーを有効にするをチェックする。また、外部から使うので クライアントアクセスを インターネットとホームネットワークに変更する。
そして、保存する。
次にクライアントがVPNサーバーに繋ぐための設定ファイル(client.ovpn)をエクスポートする。これを接続したい各端末に渡してやればOKだ。
ちなみにTP-Link DDNS機能は使えなくても、VPNサーバーは使える。その場合、OpenVPNサーバーと繋ぐための ovpnファイルの接続先がIPアドレスになるので、別のDDNS使っているならそこに変えれば使える。
TP-Link DDNSを利用したときは、OpenVPNサーバーの opvnファイルは、以下のようにdnsが設定されてエスクポートされる。
remote arimasou16.tplinkdns.com 1194
TP-Link DDNS利用していないときはローカルIPアドレスで opvnファイルがエクスポートされる。
remote 192.168.1.13 1194
↓
remote <利用しているDDNS> 1194
なので、利用しているDDNSに変えれば無事に繋げられる。
追記 2021-10-03
このままの状態だと、OpenVPN接続した後、DNSサーバーは変わらないままなので、自宅サーバーにドメイン接続できない。(勿論、IPアドレス指定ではできる)
dhcp-option DNS <ローカル用のDNSサーバーのIPアドレス>
と追記することで、OpneVPN接続したときのDNSサーバーを指定できる。
追記ここまで
ちなみに、もし家のルータが、Docomoひかり電話に加入している関係で、 NTTのフレッツ光用ブロードバンドルータを挟んでAC2600を使っている場合は、ブロードバンドルータに、VPNするためのポート1194を開ける必要がある。AC2600は不要。
下の画像は我が家のPR-S300HIだけど、他の機種でもそこまでの違いはないと思う。静的NAT設定でも静的IPマスカレード設定どちらでも行けると思うのだけど、マスカレードの方は外から中、NATのほうは双方向というイメージがあるので、マスカレードが一般的なのかも知れない。
また、何故かNATで設定しても繋がらなかったのに、マスカレードにしたら繋がった(ような気がする)体験を筆者はした。そして、 拠点間インターネットVPN (NAT超え)に関する整理 | Check!Siteに
本来、VPNとNATとの相性は良くない。
NATはアドレス変換時にヘッダ内の値を変更するが、VPN側で暗号化されたヘッダにアクセスできなくなり、データの整合性が取れなくなる現象が出る為らしい。
とあるので、やはりマスカレードにした方が良いかも知れない。(でも、その後マスカレードを削除して、NATにしても繋ったから私の勘違いなんだろう)