ある日、ownCloudの管理者画面にログインすると「いくつかのファイルでチェックサムが適合しませんでした。この問題を解決するためは、ドキュメントの詳細を見てください。(不適合ファイルのリスト…/再チェック…)」とのセキュリティ&セットアップ警告が表示されていた。
すわっ乗っ取りか!?とか思ったが、
https://severaddress/owncloud/settings/integrity/failed に行くとチェックサムで不一致となったファイルが見れる。
Technical information
=====================
The following list covers which files have failed the integrity check. Please read
the previous linked documentation to learn more about the errors and how to fix
them.
Results
=======
- market
- EXTRA_FILE
- README.md
Raw output
==========
Array
(
[market] => Array
(
[EXTRA_FILE] => Array
(
[README.md] => Array
(
[expected] =>
[current] => cf83e1357eefb8bdf1542850d66d8007d620e4050b5715dc83f4a921d36ce9ce47d0d13c5d85f2b0ff8318d2877eec2f63b931bd47417a81a538327af927da3e
)
)
)
)
https://doc.owncloud.org/server/10.0/admin_manual/issues/code_signing.html リンクが貼られているはずだが、ここを見ればなんとなくエラーとなった理由は分かる。
整合性エラー分類 | 原因 |
---|---|
INVALID_HASH | 署名データとの不一致。ファイルが変更された。 |
MISSING_FILE | 署名データにあるべきファイルがない。 |
EXTRA_FILE | 署名データにないファイルが存在してる。 |
EXCEPTION | コード検証ができない |
コード検証エラー種類 | 原因 |
---|---|
Signature data not found. | 署名データがない |
Certificate is not valid. | 証明書が無効です。 |
Certificate is not valid for required scope. (Requested: %s, current: %s) | 証明書が必要なスコープ対して有効でない。 |
Signature could not get verified. | 署名を検証できない。 |
Certificate has been revoked. | 証明書が取り消された。 |
今回の場合、marketアプリにある README.md というファイルが余分ですよ、というだけ。この ownCloudのcode signing機能は、改竄チェックの他に正しくアップグレードがされているかの意味ももっているので、自分も場合は、アップグレードの際に削除されるべきものが削除されていなかったのだろう。
It also ensures that all upgrades have been executed properly, so that no files are left behind, and all old files are properly replaced. In the past, invalid updates were a significant source of errors when updating ownCloud.
なので、 README.mdを削除して終了。