どれが良いのか?Windowsにおいては個人的にはfoobar2000で決まりだが、Ubuntuは個人的にはどれも物足らない。
良い記事を見付けた。
Linuxで使える音楽プレイヤーアプリ6選 | ほりべあぶろぐ
ここに書かれている音楽プレイヤーを幾つか試すことにした。ただ、自分のUbuntu音楽環境はちと、通常と異なる。
端末にオーディオファイルはなく、ローカルネットワークに置かれた音楽フォルダがあるので、それをマウントしてのオーディオファイルのインポートとなる。昔は、ネットワーク越しのファイルのアクセスは遅かったが、今はハイビジョンの動画など遅延なく再生できるので、それは大した問題にはなってないとは思う。
オーディオファイルは、mp3形式では全てあって、それに加えて、flac、m4aといった音楽形式のオーディオファイルが少々ある。それらが、現時点65,000ファイルある。
- Bansheeh
sudo add-apt-repository ppa:banshee-team/ppa
sudo apt update
sudo apt install banshee
インポートする時点で固まる。昔は平気だった気がするんだが…
- Rhythmbox
5時間以上がかかったが、全ファイルのインポートが完了。3ペインで ジャンル > アーティスト > アルバムといった形で曲を選択できるのがいい。のだが、起動のたびのライブラリ更新で固まる…
- Sayonara Player
sudo apt-add-repository ppa:lucioc/sayonara
sudo apt update
sudo apt install remove sayonara
ライブラリの読み込みはオーケー。基本的なライブリー管理、操作、タグ情報の表示もいけてる。これといった不満は、再生キューの操作が分かりにくい。
- Audacious
sudo add-apt-repository ppa:nilarimogard/webupd8
sudo apt-get update
sudo apt-get install audacious
ライブラリーの読み込みで固まりそうになるが、今回紹介したプレイヤーの中で最速で読み込みが終わる(30分以内?)。ALSA出力もできるし、自由にスキンを追加して設定できる。最新のAudaciousでは、スキンの萌え化もパッチなしで可能となった。軽量だけでなく、機能的にも十分だし、かなり良い感じ。アルバムアーティストのタグ情報に対応しているのも良い。
設定 > 外見のフォント項目で、フォントが日本語未対応だったり、「ビットマップフォントを使用する(ASCIIのみ対応)」するにチェックが入ってるとパネルの流れる歌手名・曲名が文字化けする。
- Lollypop
sudo add-apt-repository ppa:gnumdk/lollypop
sudo apt-get update
sudo apt-get install lollypop
思った以上に良かったのが、これ。ライブラリーの読み込みには時間がかかるが、固まるといったこともない。しかも、アルバムカヴァーアートが大きく表示されるので、見た目が良い。再生中の曲に関連したアルバムや曲が一緒に表示されるし、色物プレイヤーと思いきや、曲の検索やプレイリスト、再生キューの作成、追加もしやすい。ただ曲情報(タグ情報)が表示できない、別の音楽形式が存在する場合、ビットレートも形式も表示されないので、非常に困る。
- JRiver Media Center for Linux
wget -q "http://dist.jriver.com/mediacenter@jriver.com.gpg.key" -O- | sudo apt-key add -
sudo wget http://dist.jriver.com/latest/mediacenter/mediacenter21jessie.list -O /etc/apt/sources.list.d/mediacenter21.list
sudo wget http://dist.jriver.com/latest/mediacenter/mediacenter21.list -O /etc/apt/sources.list.d/mediacenter21.list
sudo apt-get update
sudo apt-get install mediacenter21
mediacenter21
昔は、日本語化に問題があったみたいだけど、今は普通に可能。ライブラリの読み込みも安定しているし、タグ情報の編集や表示、音楽再生など細かいところまでに設定可能。DLNAサーバーとのライブラリ共有も可能。まさにLinux音楽プレイヤーの最高峰、決定版といったところ。
ただ、問題はその価格。有料なのだけど $49.98。Windows、Mac、Linux全て利用できるマスターライセンス $69.98を買うという選択肢もある。しかも、このソフトウェア、どうもバージョンアップの度にライセンスの再購入が必要らしく、それもちょっと…
Linuxユーザーは絶対数が少ないために、将来的にはどこかのタイミングで開発中止とかなりそうな…まあ、どのみちバージョンアップでライセンスは再購入だから、いまのバージョンでもかなり行けているので、4年ぐらいはこれをずっと使い続けるっていうなら、高くもないのかな…
というこうことで、Sayonara Player以降はどれ使ってもそれなりに満足できるんじゃないかなー。音質的なことは分からないので、それは除外で。Lollypopがで今までにないアルバムカヴァーアートからの直感的操作が面白くて気に入ってる。