とんでもない地震が起きましたが、皆さんご無事だったでしょうか?こんな時期にあれですが、元々先週書き上げてしまっていたものだったので更新。
以前、Windows Media Playerの「最近追加」ってグルーピングをfoobar2000でどうやってやるかチラッと書いた。その時は、 Library Treeを使ったが、流石foobar2000、デフォルト機能でそうしたことが可能だ。
普段、自分はMenuとか非表示させてしまうのだけど、 Menu>Library>Search(ショートカットキーにしているのはカスタム設定でデフォルト設定ではない)をクリックして Media Libray Searchのダイアログを開く。
そして、 Query syntaxを入力する箇所に自分が作りたいプレイリストに沿った構文を入力する。
例:追加して4週間以内の楽曲を年月日時(分秒は含まない)、アルバム名、曲番号+タイトルで昇順にソート
%added% DURING LAST 4 WEEKS SORT ASCENDING BY "$substr(%added%,1,13)"| %album% | [%tracknumber% ]%title%
例:評価が3以上の楽曲を日付、アルバムアーティスト名+アルバム、曲番号+タイトルで昇順にソート
%rating% GREATER 3 SORT BY %date% \ [%album artist% - ]%album% | [%tracknumber% ]%title%
そして、右の「…」を押下し、 「 Create Autoplaylist」を選択。すると自動的にその構文の条件に合ったプレイリストが作成される。
「 Create Autoplaylist」の場合は単に固定プレイリストが作成されるだけだが、 Autoplaylistの場合は、その構文の条件に合う楽曲の増減があれば、それに合わせてプレイリストも自動変更される。
もちろん、後から変更もできる。タブのプレイリスト名にカーソルを合わせて、右クリック、そして「 Autoplaylist properties」をクリックすれば、 Autoplaylist propertiesダイアログが出る。そこまでまた構文を打ち変えれば良い。
その人の環境にもよるだろうが、自分の場合などは Library Treeは結構重い。しかし、 Autoplaylistだと直ぐに反映されるのでストレスがない。また、Libraryの検索結果は基本 Library viewでしか参照できないが、 Autoplaylistを使えば、Libraryを複数のプレイリストで参照が出来る。
頻繁に検索する構文、Genre IS "Heavy Metal"
、Album Artist IS タイナカサチ
、などといった構文の Autoplaylistを作っておくだけでイチイチ Album List、 Library TreeといったPanelを操作しなくてもタブ移動だけで楽曲検索が行える。
よくよくWikiを見れば"Autoplaylist をつくる際などに便利です。“と記述してあるのだけど、意外と見落としがち。 Menu>Library>Playback Statistics>Show recently played、Show recently addedといったメニューも実はあったり、奥が深いもんだ。あ、%added%、%rating%
といったフィールド、 Menu>Library>Playback Statisticsといったメニューは Playback Statistics*コンポーネントがないと使えないので、必要な方はインストールしよう。
Query syntaxを覚えておくと検索するときにグッと便利になる。
以下、 Query syntax、 title formattingのメモ書き
-
Query syntaxメモ
Query syntaxでtitle formattingを使う場合は
""
(ダブルコーテーション)で括る。
例:"$substr(%added%,1,13)"
WEEKは一週間の場合は
WEEK
、二週間以上場合はWEEKS
と複数形にする必要がある。
例:DURING LAST WEEK
一週間以内 DURING LAST 2 WEEKS
二週間以内 HAS/ISの対象が半角スペースを含む場合、
""
(ダブルコーテーション)で括る。
例:GENRE IS "Heavy Metal"
-
title formattingメモ
フィールドが値を持たない場合、?を返すので、それが嫌な場合[](角括弧、bracket)で囲むことで値をない場合、?を返さなくする。
例:[%album artist%]
""
%album artist%
"?"
複数の値を持つフィールドをそれぞれ複数のフィールドとして扱うためには
<>
(山括弧、angle bracket)で囲む。 例:アーティスト名の値としてArtist 1;Artist 2;Artist 3を持っていた場合%artist%
Artist 1;Artist 2;Artist 3 %<artist>%
Artist 1 Artist 2 Artist 3
よく、%<date>%
という使われ方があるが Preference>Advance>Display>Properties dialog>Multivalue fieldsで設定されていない上に、通常dateが複数設定されることはあまりない(と思ってる)。
下手に Multivalue fieldsとして扱うと上手く参照できない場合があるのでartist
、album artist
、producer
、composer
、performer
、genre
以外のフィールドは使わないほうが無難な気がする…また、 Album List、Playlist Tree、Music Browserなどからでないと個々の値として参照できないこともある。