新生フェニックスのタイナカ彩智の新譜「innocent」、君はGETしただろうか!?動画収録ということで、CD+DVDと思っていたら、エンハンスドCDということで、それについて調べてみた。Blu-ray移行の時にもう古い知識だけどねー。
2,500円とジャパネットたかたもビックリのお値段。でもamazonで見ると曲順、曲名も間違っていて、動画も3曲収録とある…没になった動画はなんだろうか…とりあえず、GETすべし!
俗にいうCD EXTRA1も、正式名称は Enhanced Music Compact Discで、同じ意味となる。エンハンスドCDとは、CD-DA2とCD-ROM3が共存するCDの通称。つまり音楽CD(CD-DA)とプログラムやデータが記録されたCD(CD-ROM)という2面性をもつCDのこと。
オーディオプレイヤーではCD-DA部分が再生され、PCなどCD-ROMドライブから読み込む場合はCD-ROM部分を読み込ませることで実現する。
これには2種類あって、シングル(単一)セッションでCD-DA部分とCD-ROM部分が書き込みされたモノと、マルチ(複数)セッションで書き込みされたモノがある。
それぞれに問題があり、セッションが一つだと、オーディオプレイヤーでCD-ROM部分が再生されるおそれがあり、セッションが複数だとドライブとソフトがそれに対応してなければならない。
今回の自分のanyDVDの場合は、昔、コピーコントロールCD4という糞が出たとき、その多くはCD-ROM部分にコピーコントロールデータを潜ませコピーを防ごうとしていた。anyDVDの機能としてコピー防止を解除しようとCD-ROM部分の読み込みをさせなかった。だから、エクスプローラーや自動再生で動画が表示・再生されなかったというわけか…なるへそ。
セッションについて更に調べると、セッションとは記録開始を示すリードインと記録終了を示すリードアウトの1組としての記録単位のこと。CDの書き込み方の一つとして、このセッションごとにデータを書き込むセッションアットワンス方式がある。エンハンスドCD、CD ExtraはSAO(セッションアットワンス5)方式でCD-DA部分とCD-ROM部分を書き込まれたCDとなる。
他にもCDの書き込み方として、分割できる最小のディスクの周単位であるトラックごとに書きこむTAO(トラックアットワンス6)方式とディスク全体を一度で書き込むDAO(ディスクアットワンス7)方式がある。
TAOはディスク全体でなくトラック単位で書き込むために追記書き込みが可能。しかし、各トラックの間には、リンクブロックと呼ばれる継ぎ目によってノイズが発生する可能性があるために、通常の音楽CDはDAOが多く用いられる。パソコン以外の機器との互換性も高い。
ともあれ、古いCD-ROMドライブだと、動画が見れない(先頭セッションしか見えない)可能性があるということで、ご注意を…って、余り無いでしょうけど。
その場(ネット)、その時間(小一時間)で得た知識なので間違いはご容赦を、でも大筋は合ってる(分かった)はず。また、タイナカ彩智に感謝だな。こうして男は女を通して、強く、逞しく成長していく…
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Enhanced Music Compact Disc : ソニーとオランダのフィリップスが共同開発したモノらしい… ↩︎
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Compact Disc Digital Audio : 一般的な音楽CD ↩︎
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Compact Disc Read Only Memory : コンピュータやゲーム機などで取り扱うデータが記録されているコンパクトディスク ↩︎
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CCCD。Copy Control CD, Copy-Controlled Compact Disc : リスナーよりもレコード会社の利益を追求した過去の汚物。 ↩︎
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Session At Once : 簡単に言えば、セッション単位でのデータ記録方法。 ↩︎
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Track At Once : トラック単位でのデータ記録方法。 ↩︎
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Disc At Once : ディスク全体(追加領域無しで)でのデータ記録方法。 ↩︎