四発目、樹海。
蔓?の巻かれたマイクスタンドでお馴染み。衣装も前回と同じ。ヘアースタイルが違う。
一曲目は"光合成"。「流れ流れてく」の"がれ"「その手」の"の手"、「ヒカリ輝いた」の"輝"がエライ気合が入っていた。モチベーションは前回より高かった気がした。
“光合成"とくれば"ヒメゴト”。何十曲と一回のライブで聞けるわけでない樹海の場合、同じ曲が常に二曲被るのは嫌!という人もいるだろうけど、個人的にはこの流れは好き。もうJudas Priestの"The Hellion~ Electric Eye"、BOΦWYの"Working Man~B・BLUE"みたいに定番にしたら?
ステージが前回より広いこともあって、ドレス(?)を振り乱しながらアグレッシブなパフォーマンスを見せる。出羽先生は相変わらずニコリとしながら、時に自分の奏でる音に酔い痴れるようにギター、キーボードを弾く。
三曲目は"浴衣恋姿"。この新曲の歌詞がフライヤーに混じって入っていた。家に帰って見てみると「指に触れて 染まる頬」「ずっと この手を引いて下さい。」など熱帯夜、バカンスの恋といった他の夏ソングとは異なる初恋や学生時代を思い出させる夏ソングだ。
パワーバラードでもなく、とても細かく情景が描かれているので、歌詞にない蚊取り線香や風鈴まで一緒に浮かび上がる風流な作品だと思う。
四曲目は"こもりうた"。そして、7公演ぶりに(ほんと?)出羽先生、口を動かす。「良い事って煽っていいの?」みたいなほんの一言で終了・・・。で、その良い事が妹の入籍報告で、その流れで五曲目は「With…」。これは嬉しかったファンは多かっただろう。タイナカサチはいないので、愛未のフルコーラス・バージョンとなる。
MCでは妹夫婦を唄ったと歌と言っていたが、確かに改めて聴くと現在進行形のラブソングで、収録アルバム「Stairway to the future」のテーマであり、ああ、アルバムタイトルこの曲から取ったのかな?と気付かされた(真相は分からんが…)。
ラストは"ハナムケのメロディー"。グフッ、この曲もWhitesnakeの"We Wish You Well"のようにフェアウェルソング確定か?そんなにこの曲好きじゃない。まあ、次回は"愛の星"演ってくれ。ラストは何を意味するのか、拳を握り締めガッツポーズ。
新曲2つ聴けたし、前回のライブハウスより音響も良好で、満足できたライブだった。しかし、他バンド演奏時はクラップ(手拍子)だったり体を揺らすのが当たり前だったのに、樹海のライブではクラップはないし(“ヒメゴト"でもない)、基本静観。そうした特異性は樹海自体もそうで次の公演日の告知をしない!?(←良いのかそれで!!!)、かつ、サポートメンバーの紹介もなし!
ドラマーの方とか譜面見ながら楽しそうに叩いていたのにー。終わった後とか、「おれ、今日は上手く叩けたよ」とも言いたげな会心のスマイル!を見せていた…なんかイベント企画者JOVOへの言葉もないし、そこらへんどうなんだろう…
Glowlampのスタッフが積極的にアンケート配っている姿勢なんか見ると応援しようって気もおこるし、つまらんという回答でも人によっては理由をそえて書いてくれるだろう。
なんか会場全体というよりは、ファンだけを対象にライブをしている印象があった。ワンマンならともかく、こうしたイベントでは傍観者を振り向かせるぐらいの気合が欲しいよ。ブラジルまで行ってライブした方々に言う言葉ではないだろうが…