有馬総一郎のブログ

(彼氏の事情)

2021年09月16日 00:03:01 JST - 5 minute read - Comments - Linux

Alter LinuxでドライバーのインストールなしでBROTHERのレーザープリンターを印刷する

他のOSか何かだと勝手にローカルネットワーク上のプリンターを検出してくれた気がするが、どうもAlter Linuxは手動でプリンターを追加しなければいけないらしいので、追加した。

手順

以下の手順で印刷できるようになった。最適解かどうかは分からない。


追記 2021-11-17

専用ドライバーを入れないとやはり字が綺麗に印刷できないので、メーカーのサポートページから deb rpm 形式のドライバーファイルをダウンロードするか、ページの後半に追記したように、 AUR1から(近い)ドライバーを検索してインストールした方が良い。

追記ここまで


  1. プリンターのIPアドレス確認
  2. メニューから印刷設定
印刷設定
  1. Add
印刷設定
  1. デバイスを選択→ ネットワークプリンター→ ネットワークプリンターを検索
  2. ホスト名に1.で確認したプリンターのIPアドレスを入力→ Find
印刷設定
  1. デバイスを選択→ ネットワークプリンター以下のIPPを選択2
印刷設定
  1. デフォルト値のままForward
  2. ドライバーを選択 [x]: データベースからドライバーを選択する 製造元: Generic(推奨)
印刷設定
  1. モデル: PCL Laser(推奨)
  2. ドライバー: Generic PCL Laser Printer[en](推奨) Forward
印刷設定
  1. インストールなオプション [ ]: Duplexer
印刷設定
  1. プリンター名(例:HL-L2365DW)、説明(例:BROTHER HL-L2365DW series)、場所(例:リビング)を入力
印刷設定
  1. テスト印刷

以下、実際やってみての細かい内容。

ネットワークプリンターを検索

プリンターのIPアドレス知らなくても、宜しくやってくれないかなーとか思ったら、どうもそんな感じではなく、渋々、プリンターのIPアドレスを確認した。

すると、ずらずらとネットワークプリンターの下に

  • JetDirect( プリンターのIPアドレス )
  • IPP( プリンターのIPアドレス )
  • BROTHER HL-L2365DW
  • 以下略

と出てきた。そして、製品名も出てきたそれを項目を選択した。

LPDネットワークプリンターの場所
ホスト名 BRW28565A3A1201
キュー BINARY_P1
接続 LPD/LPRキュー’BINARY_P1'
印刷設定

となった。

そして、ドライバーの選択ではEpson、Fuji Xerox、HP、Oki、Ricoh、Zebraとかあるのに、何故かBROTHERがない…なので Generic(推奨) を選択。モデルも PCL Laser(推奨) を選択。ドライバーも Generic PCL Laser Printer[en](推奨)

しかし、それだとテスト印刷でプリンター'Generic-PCL-Laser'が接続されていないようです。とエラーになった。

印刷設定

専用ドライバー入れてないからか?と思いサポートページを探ると、 ソフトウェアダウンロード | HL-L2365DW | 日本 | ブラザーにLinux用のドライバーがrpmdebで提供されたいる。しかし、Arch Linuxの場合、そのまま使えない。

Arch LinuxでBrother製プリンターを使う | クロの思考ノートとジャストな解決方法があったのだけど、専用ドライバーなくて印刷できるはずだ、と思って、適当に IPP3 を選んだら印刷できた。

結局、ドライバー云々は関係なく、プリンターの場所の指定方法が、 Internet Printing Protocolだと上手く行って、 LPD/LPRだと上手く行かなかったということなのかな?

実際、失敗したプリンター設定のプロパティを開いて、デバイスURI だけIPPに変更したら、それでも上手く行った。モデル、ドライバーは推奨のGenericを選択している点では変わりはない。

過去に 今やUbuntuでプリンターを設定するのも簡単を書いた時は、ドライバーをインストールしたけど、今や専用ドライバーのインストールは殆んど要らなくなっていると思う。本当にLinuxで印刷するのも簡単になったものだ。


追記 2021-10-03
専用ドライバーでないために、印刷するものによっては文字の識別が難しいぐらいの粗さで印刷される場合がある。

追記ここまで


追記 2021-11-17

流石にあの印刷の粗さでは使いものにならない。

AUR1をBROTHERで検索するとそれなりにヒットする。また、 archlinuxからcupsでbrother hl-l2365dwを使いたい - cocuh’s noteを見ると、同機種であるHL-L2365DWが使えたとある。

yay -S brother-hll2360dでインストール。

プリンター追加で、ネットワークプリンターの直下に表示された。 BROTHER HL-L2360D 再度、選択して、 Forward

すると、ドライバーをインストールしたからか、モデル、ドライバーの選択の必要がなかった。なので、そのままテスト印刷。やはり

場所:lpd://BRW28565A3A1201/BINARY_P1
処理中 - プリンター "BRW28565A3A1201" が見つかりません。

と表示されるが、場所をlpd://192.168.0.107/BINARY_P1とIPアドレスでの指定に変更したところ、あっさりテスト印刷成功。表示も問題なし。

Generic PCL Laser
Generic PCL Laser: 字の識別が難しいぐらい粗い
brother-hll2360dドライバー
brother-hll2360dドライバー: ちゃんと字を識別できる

追記ここまで


  1. Arch User Repository。コミュニティによって運営されているArchユーザーのためのリポジトリ。 ↩︎ ↩︎

  2. JetDirectでも印刷は出来た。 HP Jetdirect プリント サーバーを使用できるプリンター | HP®カスタマーサポートには入ってなさそうだが。 ↩︎

  3. 対応ポート(プロトコル)として IPP の記述は勿論ある。 ネットワーク&マシン管理 - 特長 | HL-L2365DW | レーザープリンター・複合機 | ブラザー ↩︎

Tags: Alter Linux Arch Linux

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