「なつのひかり」(著・江國香織)。買うと付いてくる集英社文庫マスコットキャラのストラップが邪魔だとかサチ嬢が言っていたが、読んでみたよ。
アカン、これは駄目だった。非常に退屈だった。200ページ過ぎたあたりから、とっとと終われ!とばかりにページを捲っていた(ちゃんと一文一文読んだよ、それでも)。日常のなかに非日常が織り交ざる。一種のファンタジーなのかなんか知らんが、オチがない(分からない)ってのも駄目。
そもそも嫁が絶賛する「神様のボート」すら、そんな面白いか?と思う私には先生の崇高な内容は分からん。嫁は美しい文章じゃない?とか言っていたが、昭和初期以前には、溜息の出る美しい文章の作品なら掃いて捨てるほどある。
オチない、起伏ない、シュールなのに面白い作品は他にもあるよー。書いてる中身、書き方、どれも私の心を震わせない。