いよいよ、タイナカサチ。すでに前列は固定ファンで埋められている様子…たしかにふと思ったが瞬間風速にしろオリコンチャート10位まで昇りつめたアーティストが何故このイベントに…
ともあれ、一発目は「visit of love」。今日は割と彼女の顔を正面から見れるポジションをゲット出来たのだが、彼女って客席にあちこちに視線を向けるなどの配慮はもちろんだが、曲に集中している時は歌詞に合わせて顔が百面相(オーバー)の如くチェンジする。
明らかに視線は客席を向いていないのに、泣きそうだったり、笑ったり、凛とした表情になったり、コロコロ変化する。前から繰り返して言っているが、彼女はいつも自分の感情を歌に全力投球している。彼女の歌は彼女の顔と一緒に楽しむもんなんだねー、今更知った。
あと、鼻にかけた声と思っていたが、やはり鼻に抜いた声の出し方しているんだね今日の唄い方を見てて改めて思った(鼻がヒクヒク動く)。
2曲目は新曲「イノセント」。これを聴けただけで今日のライブは価値があった。切な系バラードでは自分のタイナカソングのベスト3に食い込みそうだ。今日聴いた新曲3曲ではこれが一番だった。使っているコードも他とちょっと違っているような・・・(気のせいか?)
は・はやくCDとかで聴きたい。周りに気兼ねすることなく、ヘッドホンとかして歌詞カード見ながら、この慟哭の世界に埋没したい。ベスト盤の後、変にリリースを開けずに4thをお願い!!!
一瞬、「熱帯夜」やってくれるのかと思ったら、3曲目は「八月の夜」。こちらはちょっとリラックス系というか、尾瀬、所沢などの避暑地的なソングだ。嫁が「彼女の曲はキーが高すぎる。帆乃佳の『あなたにしかできないこと』を聴いて、彼女の歌に初めて感動した」とか失礼な事をホザいていたので、こういうのもレパートリーとしては必要かも。
4曲目は何故か「さよなら」。???何故、このアルバム曲を持ってきたのか私は謎?&sachiでは通例だったのだろうか?それとも、たまには違う曲を演りたいって彼女の気まぐれさだけ?まあ、恋多き夏、それも刹那的な恋をしちゃった人にはピッタリなおバカな私にさよならソング。
5曲目、ラストは「好きだよ」。Acoustic Liveで初お披露目してから定番となったこの曲、よもや「愛しい人へ」「Voice」といったキラーソングを押しのけて尻軽を努めるか?
個人的には曲その物の前にその安直なタイトルが好きじゃない。私は、Sなサチ嬢が泣き叫ぶ薄幸ソングを好物とするSなリスナーだから、ちょっと残念だったけど、なんだかんだでこの曲も悪くない。
さすが、タイナカサチ、強気なS女。過去のヒット曲(人気曲)は不要とまさかの新曲3つのジェットストリームアタック!!!固定ファンは嬉しかったけど、少しはヒットソングを含めるとか言う気持ちが働かないあたりは、私はもう諦めた。今の成長した自分を見せることが一番のアピールだと、そういうスタンスなんだろうね・・・
それでもファンとしては、新曲3つも聴くと本当に新譜が楽しみでならない。ある意味相変わらずなサチ嬢なライブ。30分なんて物足りないと思ったが、しかしその密度、満足感は高かった。