有馬総一郎のブログ

(彼氏の事情)

2012年02月10日 01:11:00 JST - 5 minute read - Music

期待以上の歌を聴かせてくれた、マッシュルームカットが可愛い

樹海の愛未こと渡辺マナミがソロデビューライブやるらしい・・・ってなわけで来たよ、下北沢!すげー久しぶりぶりぶりざえもん。駅構内の箱根そばがなくなってる・・・シクシク。立ち食いそばでも美味しい蕎麦があると教えてくれたのが、この店。一時期バイトもしてた。残念。

北口に間違えて降りる。慌てて南口渡ろうとしても、ちっとも踏切が開かない。なので、駅を通る。

で、その後はすんなり到着、下北沢440。

着くと、既にライブは始まっていた。見田村千晴というシンガーソングライター。アコギを持ってのご登場だ。

見田村千晴 いつかのように
ライブハウスという魔力に引き寄せられ買ってしまった…

“歩いて”、“青”、“東京シネマ”、“ハルジオン"と5曲ほど披露。伸びやかな歌で聴いていて気持ちがいい。MCがどうもチグハグ、場を白けるのがネックだが、一発目から来て良かったと思わせてくれた。

ライブ終了後、今月カネないから、変な買い物しないように、出演者が販売コーナーに戻る前に帰ろうとした。ところが、瞬速にして出入口の所でもう彼女がCD売っているものだから、つい覗いてしまった。そして、そのまま手がCDを掴み、「これ下さい」と彼女に話しかけていた…

帰ってから調べると、ユニクロのCMで出演していたようだ。しかも岐阜県出身となんか親近感湧いたな。でも、もっと上着は丈の短いヤツのほうがスラッと見えると思うな…なんかダボってして見えた。まさかにユニクロの服ではないよね?

次は堀越和子。経歴長そうと思ったら、バンド20年やっていたとか。でも歌い出したのは最近らしい。前はキーボードでも弾いてたのだろうか?編成が面白く、キーボードとドラム。

weekend - GOMES THE HITMAN
weekend - GOMES THE HITMAN

声が若く、歌い方もやはり今っぽくなく素直な歌い方、言ってしまうとアイドルっぽい歌声だ。似合うかどうかはともかくとして、もっとキャピキャピして歌えば、それはそれで萌えソング、アニソンみたいで面白いかな・・・と。

いよいよ、ご本命登場。渡辺マナミである。

タワーレコードのKnockin’on TOWER’s Door?かネット投票によるオーディションで、彼女が樹海でなくソロで活動を開始したことは知っていた。その応募曲では樹海時代とは印象がだいぶ異なったキュートな感じの歌声をきかせていた。

Jyukai BEST Stairway to the future
Jyukai BEST Stairway to the future

実際、一曲目(タイトル失念)は裏声を多用した今までにないタイプの曲であり、歌い方でもある。しかし、彼女は元々セツナさや色っぽさ(小悪魔さ?)を持っているアーティスなので、この路線も全然有りだ。

樹海時代はもっと派手にビブラートを揺らしたり、パワフルな歌い方をしていたが、ソロではかなりchara成分混ざってる。言葉の切り方とか、声の出し方とか。タワレコの応募曲"a stray cat”、“好きな人が好きなあの子を好きにならなくちゃ"もネットで聴くのと生で聴くのではやはり全然違う。月並みなことしか言えないが、説得力が違う。

やはり樹海の愛未に他ならない。いや、樹海が渡辺マナミの一部分であったに過ぎないということか。

手を脚の間に下ろして膝を曲げる仕草や、手をもどかしそうに振る仕草などは変わらずだ。衣装もシャレオツ(←この言葉初めて使った)だった。

樹海時代一番好きな曲

二曲目の"恋蛍”、“好きな人が好きなあの子を好きにならなくちゃ”、ラストの"桜並木道に溶けた恋"など胸がキュンとなるようなラブソングが続いたけれども、これで良かった。彼女の書く詩は、恋する乙女の純情さだったり、嫉妬心、執着心などのドロドロさが時には描かれたりしながらも、男性ながら凄く胸打たれるものがあった。J-POPジェネレーターで生産されるものとは一線を画してる。だって、“好きな人が好きなあの子を好きにならなくちゃ"だよ!タイトルだけでおかわりできる。

樹海とかけ離れたわけでもない、良い意味で渡辺マナミ色が強まっただけで、樹海じゃないからソロが受け付けられないってことはないと思う。勿論、可能ならば、樹海復活ライブとか将来的にはやっていただきたいが、今はこうして渡辺マナミの歌声に酔いしれたい。

ライブも立て続けに決まっている。音源化がとにかく期待されるが、それまでは中毒者のように通い続けるしか無い。幸いにして、3月4月のライブでは、日曜日での開催になっている。

終了後、ステージの後方に行くと黒崎真音に浮気した裏切者(冗談)、出羽良彰がソファーでくつろいでいた。

その後、トリの篠原美也子、大御所の御出番。流石というか、キャリアに裏付けられた爆笑+オラオラMC、うねるようなソウルフルな歌声。余裕のステージだった。

篠原美也子 花の名前
最新アルバム、今日から怒涛の三連チャンライブ、全国にチョコでなく歌を届けます

最後、出演者全員でBUMP OF CHICKENの"スノースマイル”。Twitterでは悪態ついてばかりいる、と宣う篠原美也子の選曲にしてはフツーだな…普段ひねくれた言動してる人程、BUMP OF CHICKEN、サンボマスターとか好きだね。異性だから素直に聴けるのかな…

感動的な四人の歌声で今日のイベント「ZEST FOR LIVING vol.2 - Gifts by Venus -」は幕を閉じた。